サクサク受験英語

大学入試の英語を楽しみながら勉強しましょう。リクエスト、質問はコメントでお願いします。(コメントは表示されませんが、管理人には届きます。)

使役(~させる、してもらう系)の意味で使う動詞

have O do (get O to do)「Oに~させる、してもらう」

● I'll have my brother help me with my homework.

● I'll get my brother to help me with my homework.

      兄に宿題を手伝ってもらう(手伝わせる)。

※getはtoが必要なので注意!

 

have O done「Oを~された状態にされる、してもらう」

● I had my computer fixed

   コンピュータを修理された状態にしてもらった→修理してもらった。

● I had my purse stolen

   財布を盗まれた状態にされた→盗まれた。

 

 

itの構文

it = to doのパターン

It is ... (for S) to do「(Sが)~することは...だ」

● It's dangerous for beginners to ski here.

   初心者がここでスキーをするのは危険だ。

 

It is ... (of S) to do 「(Sが)~することは...だ」

以下の形容詞(人の行為について言うとき)のみ for ではなく、ofを使う。

kind, nice, good(親切な) / silly, foolish, stupid(愚かな) / wise(賢明な) / careless(不注意な) / polite(礼儀正しい) / rude(無礼な) / brave(勇敢な) / generous(気前のよい,寛大な) / cruel(残酷な) / selfish(自分勝手な)など

● It was kind of you to drive me home. 

   あなたが私を家まで来るまで送ってくれたことは親切だった。

 

find it C to do 「~することがCだとわかる」←find O C「OがCだとわかる」

● I found it easy to read an English book without a dictionary.

   辞書を使わずに英語の本を読むことが簡単だとわかった。

 

make it C to do「~することをCにする」←make O C「OをCにする」

● A smart phone makes it easier to keep in touch with foreign frineds.

  スマートフォンは、外国の友人と連絡を取ることをより簡単にする。

 

think it C to do「~することがCだと思う」←think O C「OがCだと思う」

● I think it better to attempt something and fail.

   何かを試みて失敗する方がよいと思う。

 

What good is it to do? 「~することの何がいいんだ?」

● What good is it to learn English?

   英語を勉強して何がいいの?

 

it = that ~ のパターン

It is ... that  ~「~は...だ」

※参考書等に「強調構文と形式主語の見分け方」などと書いてあるが、無視してよい。

 

It is not until ... that  ~「...までは~していなかった→...になってはじめて~した」

● It was not until this morning that I got a call from my mother.

   今朝までは、母から電話がなかった→今朝になってはじめて母から電話があった。

 

It is not long before ~「~する前(まで)は長くはない→まもなく~する」

●  It won't be long before she comes back.

   彼女が戻ってくる前(まで)は長くはない→まもなく彼女は戻ってくる。

 

What is it that  ~ ? 「~は何なんだ?」

What is it that is making a noise? 「騒音を出しているのは何なんだ?」

ifのない仮定法

If ...「もし~なら」という部分がなくても、「~だろう」「~だっただろう」の部分だけ言う場合もよくあります。「もし~なら」というニュアンスが文脈的に入っているからです。

 

S would do 「(今)~だろう」

(could do「できるだろう」、might do「~かもしれない」

 

I wouldn't say such a thing.

だったらそんなことは言わないだろう

To see her speak Chinese, you would take her for a Chinese.

彼女が中国語を話すのを聞けば、あなたは彼女を中国人と間違えるだろう。

 

S would have done ... 「(過去のあの時)...だっただろう」

could have done「~できただろう」、might have done「~だったかもしれない」)

 

With your help, I could have finished my project.

あなたの助けがあったら、プロジェクトを完了することができていただろう(→実際は助けがなかったのでできなかった)。

 

現在完了と過去完了

現在完了 (have/has done)は「今までに」

過去完了(had done)は「過去のその時までに」

 

というニュアンスが入っていると考えてください。

 

後は、文章の中でたくさんであって「ニュアンス」を理解していけばいいです。

 

 

訳すと間違えやすいものたち

入試によく出るパターンで、日本語の訳だけで覚えているとひっかかるものです。理屈ではなく、次のような日本語で覚えた上で、例文で確認すれば大丈夫でしょう。

 

by ...「...まで」/until ...「...まで」

 

● I need a bigger refrigerator, but I'll have to do without a new one until I can afford it.

   もっと大きい冷蔵庫が必要だけど、買う余裕ができるまで、新しいのなしですませないといけない。

● Is it possible for you to postpone today's meeting until next Wednesday?

   今日の会議を水曜まで延期することは可能ですか?

● The meeting will have finished by the time she arrives.  

   彼女が到着するときまでに、会議は終わってしまっているだろう。

 

almost「ほぼ」/most (of) ...「ほとんどの」

 

almostを「ほとんど」と覚えている人がいますが、これをひっかける問題が多い。almostは「ほぼ」です。 almost all で「ほぼ全部」つまり「ほとんどの」

 

● Most of the students are working part-time after school.

   ほとんどの生徒がバイトをしている。

● Almost all of our company employees have started to use public transportation because of the increasing price of gasoline.

   ガソリンの価格が上昇しているので、うちの会社のほぼすべての従業員が公共交通機関を使い始めている。

 

意味上の主語

「意味上の主語」というのがありますが、to do / doing「すること」や doing「している、しながら」という部分に、あえて「~が、は」をつけたい場合のことです。(言っている意味わからなければ、例文を見て覚えましょう。)

 

 

 

 

S doing「S (S's) が~すること」動名詞の意味上の主語】

 

●  Do you mind me [my] smoking here?                   

 あなたは私がここでタバコを吸うことがイヤですか?

 →ここでタバコを吸ってもかまいませんか? 

   ※mind doing「~することをいやがる」

 

●  I'm proud of my son [my son's]  being a football player.                                  

    私は息子がサッカー選手であることを誇りに思っている。 

 

S doing 「Sが~していて、Sが~するので、Sが~しながら」

【分詞構文の意味上の主語(独立分詞構文)】

 

●  She was watching a movie, tears running down her cheeks.

 彼女は映画を見ていた、涙が頬を流れて(いた)。

 

●  There being nothing to eat, I only took a cup of coffee.

 食べるものが何もなかったので、コーヒーを一杯飲んだだけだった。     

    ←There was nothing to eatのThereが主語としてくっついた感じ。

 

 

to + 動名詞 (doing)

toの後は普通原形ですが、to doingと(動名詞)になる場合があります。入試によく出るので覚えておきましょう。

 

look forward to doing 「~することを楽しみにしている」

be used/accustomed to doing 「~することになれている」

be opposed to doing  「~することに反対する」

devote ... to doing「~することに...をささげる、費やす」

What do you say to doing ?「~するのはどうですか?」

When it comes to doing 「~するという話になると」

 

他にもありますが、入試に出てくるのはこれくらいでしょう。なぜtoの後なのにdoingとなるのでしょうか?(文法の説明が嫌いな人は気にしなくていいです。覚えましょう。)

上にあげたものは、最初からtoがセットになっているんです。だから、後に動詞がこなくてもtoがついています。

I look forward to the Olympics.

He is used to the life in Japan.

I'm opposed to the plan

toの後には当然「名詞」が来ます。その名詞の代わりに「動詞」を使いたいときは「doing(すること)【動名詞】」にするということです。

 

だからこんな例もあります。

f:id:JukenEigoSakusaku:20160911110421p:plain

His death brought humanity one step closer to beating them back, right?!

直訳「彼の死は、奴らに仕返しすることに人類を一歩近づけた、そうですよね?!」

close to ...「~の近く」だからです。

 

で、普通にto 原形(to 不定詞)のときというのは、もともとtoは入っていないのです。

I want to go to the movie. / I want a girlfriend.

この場合は「to do」で名詞の代わりをしているということです。