サクサク受験英語

大学入試の英語を楽しみながら勉強しましょう。リクエスト、質問はコメントでお願いします。(コメントは表示されませんが、管理人には届きます。)

訳すと間違えやすいものたち

入試によく出るパターンで、日本語の訳だけで覚えているとひっかかるものです。理屈ではなく、次のような日本語で覚えた上で、例文で確認すれば大丈夫でしょう。

 

by ...「...まで」/until ...「...まで」

 

● I need a bigger refrigerator, but I'll have to do without a new one until I can afford it.

   もっと大きい冷蔵庫が必要だけど、買う余裕ができるまで、新しいのなしですませないといけない。

● Is it possible for you to postpone today's meeting until next Wednesday?

   今日の会議を水曜まで延期することは可能ですか?

● The meeting will have finished by the time she arrives.  

   彼女が到着するときまでに、会議は終わってしまっているだろう。

 

almost「ほぼ」/most (of) ...「ほとんどの」

 

almostを「ほとんど」と覚えている人がいますが、これをひっかける問題が多い。almostは「ほぼ」です。 almost all で「ほぼ全部」つまり「ほとんどの」

 

● Most of the students are working part-time after school.

   ほとんどの生徒がバイトをしている。

● Almost all of our company employees have started to use public transportation because of the increasing price of gasoline.

   ガソリンの価格が上昇しているので、うちの会社のほぼすべての従業員が公共交通機関を使い始めている。

 

意味上の主語

「意味上の主語」というのがありますが、to do / doing「すること」や doing「している、しながら」という部分に、あえて「~が、は」をつけたい場合のことです。(言っている意味わからなければ、例文を見て覚えましょう。)

 

 

 

 

S doing「S (S's) が~すること」動名詞の意味上の主語】

 

●  Do you mind me [my] smoking here?                   

 あなたは私がここでタバコを吸うことがイヤですか?

 →ここでタバコを吸ってもかまいませんか? 

   ※mind doing「~することをいやがる」

 

●  I'm proud of my son [my son's]  being a football player.                                  

    私は息子がサッカー選手であることを誇りに思っている。 

 

S doing 「Sが~していて、Sが~するので、Sが~しながら」

【分詞構文の意味上の主語(独立分詞構文)】

 

●  She was watching a movie, tears running down her cheeks.

 彼女は映画を見ていた、涙が頬を流れて(いた)。

 

●  There being nothing to eat, I only took a cup of coffee.

 食べるものが何もなかったので、コーヒーを一杯飲んだだけだった。     

    ←There was nothing to eatのThereが主語としてくっついた感じ。

 

 

to + 動名詞 (doing)

toの後は普通原形ですが、to doingと(動名詞)になる場合があります。入試によく出るので覚えておきましょう。

 

look forward to doing 「~することを楽しみにしている」

be used/accustomed to doing 「~することになれている」

be opposed to doing  「~することに反対する」

devote ... to doing「~することに...をささげる、費やす」

What do you say to doing ?「~するのはどうですか?」

When it comes to doing 「~するという話になると」

 

他にもありますが、入試に出てくるのはこれくらいでしょう。なぜtoの後なのにdoingとなるのでしょうか?(文法の説明が嫌いな人は気にしなくていいです。覚えましょう。)

上にあげたものは、最初からtoがセットになっているんです。だから、後に動詞がこなくてもtoがついています。

I look forward to the Olympics.

He is used to the life in Japan.

I'm opposed to the plan

toの後には当然「名詞」が来ます。その名詞の代わりに「動詞」を使いたいときは「doing(すること)【動名詞】」にするということです。

 

だからこんな例もあります。

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His death brought humanity one step closer to beating them back, right?!

直訳「彼の死は、奴らに仕返しすることに人類を一歩近づけた、そうですよね?!」

close to ...「~の近く」だからです。

 

で、普通にto 原形(to 不定詞)のときというのは、もともとtoは入っていないのです。

I want to go to the movie. / I want a girlfriend.

この場合は「to do」で名詞の代わりをしているということです。

 

仮定法過去完了

※「done = 過去分詞」「do = 原形」ということです。

 

「もし、過去のあの時ああだったらなぁ」という、過去のことについての「妄想(仮定)」を言うときに、「過去完了形」を使うということです。

 

If S had done ..., 「もし(過去のあの時)...だったら」

S would have done ... 「(過去のあの時)...だっただろう」

could have done「~できただろう」、might have done「~だったかもしれない」

 

If I had taken the subway, I would have arrived on time.

(あの時)地下鉄にのっていたら、(あの時)時間通りについていただろう

If I hadn't had a cold, I could have joined the party.

(あの時)風邪をひいてなかったら、(あの時)パーティーにでることができただろう

If Honda had played in the game, we might have won.
(あの時)試合に本多が出ていたら、われわれは勝っていたかもしれない

 

こういうパターンもあります。

If S had done ..., 「もし(過去のあの時)...だったら」

S would do ... 「(今)...だろう」

could do 「できるだろう」、might do「するかもしれない」

 

If I had seen the doctor, I would be alright now.

(あの時)医者に行っていたら、今は気分がいいだろう

 

Had S done ... と倒置されても意味は同じ。

● Had I seen the doctor = If I had seen the doctor

● Had I taken the subway = If I had taken the subway

● Had Honda played in the game = If Honda had played in the game

仮定法 I wish ... / It's (high/about) time ... / as if ...

以下のパターンでも

今のこと→「過去形」【仮定法過去】

過去(それ以前)のこと→「過去完了形」【仮定法過去完了】

を使います。

 

I wish S did ...「今(その時)~だったらなぁ。」

I wish S had done ...「あのとき(その時よりも前に)~だったらなぁ。」

 

as if S did ...「まるで今(その時) ~するかのように」

as if S had done「まるであのとき(その時より前に)~したかのように」

  • wish, as ifに続く部分については、参考書などには「仮定法は時制の一致の影響は受けない」とか「(主節の動詞との)時のズレ」とか書いてあるけど、入試にはあまり出ないので完璧にわからなくても気にしない。

 

It's (high/about) time S did ...「(今は)~する時だ」

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After what your family did for me, it's high time I paid back the debt!

直訳「お前の家族が俺のためにしてくれたことの後では、今がその借りを返すときだ。」※pay「払う」がpaidと過去形になっている。

 

 

名詞節がらみの構文

入試でよく出るものをまとめました。名詞節って何?とかは考えなくてよいです。パターンだけ覚えましょう。

 

①what S V ... / what V ... 「~(する)もの、こと」

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After what your family did for me, it's high time I paid back the debt!

直訳「お前の家族が俺のためにしてくれたことの後で、今がその借りを返す時だ。」

形容詞、副詞がらみの構文

入試によく出るものだけまとめました。語順に注意するものは下の方にあります。

 

so ...(形容詞/副詞) that ~ 「とても...なので~/~ほど...。」

The room was so noisy that I couldn't study there.

 

such ...(名詞)that ~ 「とても...な...なので~/~ほど...な...。」

It was such a noisy room that  I couldn't study there.

 

enough ... (名詞) to do 「~するのに十分な...」

I don't have enough money to study in college.

 

... (形容詞/副詞) enought to do「~にするのに十分...」

I'm not rich enough to study in college.

 

too ...(形容詞/副詞) to do「...すぎて~できない/~するには...すぎる」

It was too cold to play baseball. 

 

語順に要注意なもの

形容詞 a 名詞

It was so noisy a room that I couldn't study there. 「~ほどうるさい部屋」

Ichiro is as good a batter as Pete Rose. 「~と同じくらい良いバッター」

It was too long a book for me to read in a week. 「~するには長すぎる本」

 

as many/much ... as ~ 「~ほどたくさんの...」

I have as many CDs as my brother.

私は兄とおなじくらい多くのCDを持っている。

You have as much talent as Ichiro.

おまえはイチローと同じくらい多くの才能を持っている。